５０ＭｈｚＳＳＢトランシーバー　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2006/1完成

この無線機はサイテックにて公開されています

先ず　製作資料をサイテックホームページよりダウンロードしました　一番の問題は基板製作ですがパソコン内の絵画編集を使っています・・・・結構上手い具合にできますね

ジェネレーター回路はミズホのピコ用フイルターの小型が指定ですが　手持ちの大型を使用するため基板の拡張編集を行ってます

基板図を一度プリンターし外寸が説明書と合っているか確認し拡大　縮小を行います　私の場合１mm前後ずれてましたが良しとし　インクジェットフイルムにプリントしてます

プリントアウトした確認の基板図コピー
左図の下方がクリスタルフイルターの追加部分

調整中ですが　ここから私の失敗談を紹介します・・・・・笑

ｋｉｎｓｅｋｉ社　１１.２７３５Mhzフイルターですがカバーを取り去ってます　理由は

調整段階で中のコイルを飛ばしてしまいました
ピコ用フイルターは中にコイルが使用されて無いようで　そのように回路図も作成されてます
私にはフイルター内部の知識は無く図面通り組み立て電源を入れました
ここから　悩みの始まり・・・・・です

トラブル
その１
送信にするとノイズがスピーカー出ます　又受信回路に電源がかかってます　どこから回り込んでいるのか点検　もしかしたらパーツ取りつけの間違いかも　自信も無くなりパーツ全部取り去り始から組み立てなおしも考えました・・・が
通常電源１２Ｖがかかるスイッチングダイオード１S１5８８がパンクして　これにより送信電源が受信回路に流れてました
なぜパンクしたのかは私の考えですが　コイルの切断時高電圧電流が流れた？　元々不良品（他のせいにするな・・・hi）
と自信のない憶測です　信じないでくださいでもトラブルは一つ消えました

その２
パワーを見ると数ミリワットの出力　少しでもパワーが出たので後は調整と思っていたらなんと調整ができない・・・・・ガァ～ン　　　　　アンテナ端子で送信周波数を見るとVXOの周波数です・・・・なぜ？？？　　MIXされてない
これもMIXダイオード１N６０かなと思い取り外しチェック異常なし　MIX前後のコイルも取り外し導通チェック　ここではまだフイルターの断線には気が付いてませんでした
フイルター付近の周波数をみると何故かばらつくし　頭の中もばらつきました・・・・hi
一晩布団の中で考えこれしかないと半身半疑ですがフイルターを外しテスターにて導通確認　やはり断線でした

その３
高価なフイルターですし生産中止　周波数の違うフイルターにしたらコイルも変えないといけないかと色々考えましたが　とにかくばらして見る事にしドライバーを突っ込みラジオペンチでちぎるように取り去る
断線したコイルを取り外す　コイルの巻きなおしを試みようとコアーを押していたら割れてしまい失敗
壊れている同じ型のフイルターが有りましたのでそれもカバーを取り去りこのコイルを使用しました　特性の変化は良く判りませんがフイルターは入出力端子は決まってませんので左右どちらのコイルを取り替えても大きな変化は無いかな？・・・・
と思いつつ交換　　と言う事で中身剥き出しのフイルターになってしまいました

フイルター断線によるトラブルで　悩んだ結果回路図が頭の中に完全にインプットしてしまいました・・・・笑

説明ではパワー20０ｍＷですが100ｍＷしか出ません　TＲ交換など色々しましたが変化が無くあきらめて　良しとしてます（納得はしてませんが・・・・技量の問題ですﾈ）

以上のような事で周り道をしましたが一応完成いたしました

パワーアンプ製作
２～３Ｗ位にアップをと思いアンプを製作試みました
ヒートシンクジャンク品　リレーは型が違うのですが手持ちの物で仕上げてます

基本はエアーグース終段回路をそのままコピーしてます
ここで問題が出てきました　限られた大きさの基板に詰め込んだ為か　又基板設計に問題があるのか発振に見舞われてます
アンプ接続なしでの運用には問題ないのですが

トランジスター　２ＳＣ１９７１
100mW入力で２Ｗ出力（１２Ｖ）
アンプへの入力結合回路は省いてます

その４
＊ＰＴＴ端子に１ｓ１５８８を取りつけ　これによりリレーの誤作動がなくなりました
＊電源入力部に　102・103・100μＦの追加　これにより電源投入だけで発振していたのが止まりました
＊マイク接続し高変調を入力すると発振し保持してます　ＰＴＴを離すと止まる

サイテック掲示板にてご指導をいただきマイク端子にフイルターを追加　これにより通常の音声での発振はなくなりました
どうにか　完成いたしました　　鳴き合わせは問題無いようなのですがまだＱＳＯしておりませんので評価はシーズンまでお預けになると思います
可変周波数　　　　　　　　　50.189Ｍｈｚ～50.253Ｍｈｚ
パワー　　　　　　　　　　　　１００ｍＷ　　リニア２Ｗ

最後に
ご指導いただいた　サイテックＪＥ１AHW　OMに感謝いたします

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